上場してる、してない企業の違い
久しぶりの投稿です。
今回は、上場している、していない企業についての違い、
細かく言うとメリット、デメリットに触れていきたいと思います。
まずは上場って何?って話ですが
上場とは、株式や債券などの有価証券や商品先物取引の対象となる商品(石油、砂糖など)を取引所(市場)において売買可能にすること。(引用:Wikipedia)
つまり、会社視点でいくとマーケットの中で自社が発行する株式を売ることができるようになります。
ここがメリットで、
最高の資金調達手段が手に入るってことです。
上場が認められた企業というのは、社会的に大きな責任を待ちます。
大きな責任を持つということは、それに比例して信頼も大きくなる、という仕組みです。
新規事業を打ち出したい、今すぐ結果は出ないかもだけど、将来性のある事業に投資したい
みたいな時に上場している会社は、実行に移しやすくなるんですね。
次にデメリット。
上場すると自社の株を売り、それを買ってくれる人が出てきます。
この人は株主と呼ばれる方で、保有率によっては会社の経営に大きな影響を与えることが出来ます。
つまり、外部の人にやいや言われ、もともと目指していた企業の在り方とは徐々に乖離していくことがあります。
株主としては、自分が投資した分を回収したけど、経営者的には長期的な目線で事業を動かしたい、みたいな。
最悪の場合には、取締役を株主総会でクビにすることもできちゃいます。
まとめると、社長が自分のやりたいように経営できない状況が出てくる可能性がある
ってことです。
次は非上場についてです。
非上場のメリットは上場と一長一短で、
経営に外部から口出しされないことです。
例えば、社員のモチベーションを上げたいからオフィスを高級感を持たせた空間にする設備投資をしよう!
と社長が言ったとします。
上場してたなら、株主が
そんなんいいからもっと利益につながるところに投資しろ!
って言われそうなとこですが、非上場であればすぐに工事に取り掛かれます。
つまり、社長または社員の意見が形になりやすいんです。
んでデメリットはもうお分かりかもしれませんが、
資金調達が大変ってことです。
自分たちの足で融資を募らなければならない大変さももちろん、
さらに言えるのは機会損失が多く生まれてしますことです。
例えば、最高の新規事業のアイディアが生まれたとして、
もとでの資金がなければ形になるまでより時間がかかってしまいます。
さらに、その資金調達の時間に上場企業はまた新たに素晴らしいアイディアを作るのに日々奮闘しているのです。
とまぁ、上場、非上場のメリット、デメリットを簡単に説明したのですが、
このメリット、デメリットも会社の規模や運営状況によって意味をなさない場合もあることも忘れずに。(もともとの資金が多ければ調達に時間さかなくていいなど)
今日はこんなとこで。