みくいち日記

書評、学びのアウトプットの場

営業のイロハを惜しげもなく披露『営業マンはお願いするな!』~書評~

こんにちは。

今回は加賀田晃著『営業マンは「お願い」するな!』の書評を書いていきます。

営業マンは「お願い」するな! [ 加賀田晃 ]

価格:1,430円
(2021/1/11 18:16時点)
感想(55件)

 

著者の加賀田晃さんは商品がどんなものでも必ず売ることが出来る「伝説の営業マン」で、現在はセミナーを開いてその手法を伝える活動を行ったりしています。

その営業成績は驚異の契約率99%!

にわかに信じがたい結果ですが、これがまぎれもなく事実なんです。

そんなすごい人が書いたのが本書『営業マンは「お願い」するな!』です。

目次

~この本を読むべき人~

・営業職にこれからなりたいと考えている人

・営業に苦手意識がある人

テレアポが苦手な人

 

 

”完全無欠な商品”はない!

 どんな商品でも売ることが出来る!と豪語する加賀田さん。しかし、「完全無欠な商品はない」とも言い切っています。確かに、どんないい製品にも弱点があったりします。

じゃあ、そのような商品を売るにはどうすればいいのか。それは、

欠点をはるかに超える長所の価値に、心から共感できるか

にかかっています。

分かりやすい例で言えば、「高い金額」がネックになっている時。

絶対値の金額は値引きをしない限り変わりませんが、相手が商品に感じる価値は営業次第で変えることが出来ます。つまり、営業されたお客さんが「その値打ちだけのことはある」もしくは「値段以上の価値がこの商品にはある」と感じた時点で、購買のトリガーが引かれるのです。

ここだけ聞くと「騙してる?」と思う人もいるかもしれません。

勿論、そんなことはなくもう一つのポイントとして「相手の幸せを心から思いやっているか」という考えがあります。人は常に何か問題を抱えているものです。それは意識的に、時に無意識的にもです。そんな「無意識」の問題に気づいてもらい、自社の商品を使って解消してもらおう、というのが加賀田式の考え方です。

強調されているのは、

自分のためではなく、ひたすら相手のメリットのために売る

という考え方です。それは、次のパートにも表れています。

押し売りはダメ!

成功率が99%の営業で、押し売りや無理強いは一切していないという加賀田さん。

いや、そんなことあります?ってのが最初に読んだ時の感想ですが、無理強いの代わりに加賀田さんは、断り切れない状態を作ることが出来るんだそう。

いや、それって押し売りじゃね?と思ったのは私だけじゃないはず(笑)

実は、この二つには明確な違いがあるんです。

それは、買った後いい気分になれるかどうか。

押し売りは、相手が必要ないものを売ることで、これでは買った人がいい気分には慣れないですよね。それに対して、断り切れない状況を作るというのは、相手に目の前の商品はこれからの自分に必要なものだと理解させ、買っていい気分になりたい!と思わせることです。幼少期、クリスマスの日に欲しかったものが入っているであろう箱の、包装紙を破って開けたあの感覚に近いかもしれませんね。

この後本書は、具体的な言動、行動などの解説に入っていきます。

営業マンは「お願い」するな! [ 加賀田晃 ]

価格:1,430円
(2021/2/22 15:19時点)
感想(55件)

この本を読んだ感想

ちょうど私もこれから営業職に就く予定なので、読んでみたところ、「これ業界関係なくそのままできるやん」っていうテクニックばっかりでした。言葉のテンプレートなんかもあって、ほんとにそのまま使えます。是非是非お試しください!

その他にも、フィリップ・デルヴス・ブロートン著『なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?』という、これまた営業の醍醐味が詰まった本もあります。合わせて読んだら、トップセールスマンになれるかも??

なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか? [ フィリップ・デルヴス・ブロートン ]

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